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[2018年3月4日11時12分 ]

 イスラム教の戒律で許されている「ハラルフード」を出すレストランがこのほど、東京都渋谷区にオープンした。日本で初めてハラル認証を受けたアメリカンシーフードチェーン「The Manhattan FISH MARKET(ザ・マンハッタン・フィッシュ・マーケット)」だ。当然、宗教上タブーとされる食材は使用していない。2020年東京オリンピック(五輪)・パラリンピックを控え、急増するイスラム圏からの訪日客などに対応。日本人客の味覚にも合うよう工夫して、人気拡大を狙っている。

 ハラルとは、「許されている」という意味のアラビア語。イスラムの教えでは、食べていい物といけない物が細かく定められている。一般的には、アルコールや豚肉がNG。ほかにも、豚から抽出したエキスが含まれる調味料や豚骨スープ、豚を調理した道具を使うこと、豚の入った冷蔵庫で一緒に保管された食材までが禁じられている。許されていないものを口にするのは罪で、神様に背くためだ。