遊興費で借金、市職員が着服 滋賀
2018年03月09日 22時50分
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20180309000177

 滋賀県野洲市は9日、人権施策推進課が事務局を担っている市人権啓発推進協議会と部落解放・人権政策びわこ南部地域研究集会実行委員会野洲支部会の会計から、同課の男性職員(40)が計67万6千円を着服していたと発表した。
 市によると、男性職員は人権施策の啓発・教育を担当し、2月27日〜3月8日の間、複数回にわたって2団体の通帳から、それぞれ63万6千円と4万円を引き出した。遊興費にあてるため消費者金融から130万円を借り入れ、返済が滞っていたという。
 8日に通帳の支出に不自然な点が見つかり、男性職員が着服を認めて同日中に全額を返済した。市は守山署に報告し、処分などは今後検討する。「市への信頼を著しく損なったことについて、大変申し訳なく、深くおわび申し上げる」としている。