虚偽の交通違反で点数切符(白切符)を作成したとして、栃木県警は9日、虚偽有印公文書作成・同行使の疑いなどで、日光署地域課の男性巡査長(31)を書類送検した。また、県警は同日付で巡査長を停職3月の懲戒処分とし、巡査長は依願退職した。

 書類送検容疑は、平成28年9月22日、交通違反の事実がないのに、県内在住の高齢男性がシートベルト装着義務違反をしたとする虚偽の白切符を作成したとしている。県警監察課によると、巡査長は同署で集計している活動実績を示すために「1点、点数切符を切りました」と嘘の報告をした後、虚偽の白切符を作成したという。

 過去の事件関係者で覚えていた男性の名前を使い、「運転しない高齢者なら、ばれないだろう」と交番の端末機器から男性の運転免許情報を抜き出した。男性は巡査長との面識はなく、巡査長は「大変なことをした。謝罪したい」と今年1月、自ら上司に申告した。

 北村修首席監察官は「極めて遺憾。今後、業務管理や職務倫理教育を徹底し、再発防止と信頼回復に努めたい」とコメントした。

2018.3.10 09:12
産経ニュース
http://www.sankei.com/affairs/news/180310/afr1803100023-n1.html

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