0001みつを ★
2018/03/11(日) 06:03:35.56ID:CAP_USER92018年3月10日(土)掲載
山口県は9日、厚生労働省が実施した高齢者虐待防止法に基づく調査で、2016年度に県内で家族や親族による家庭での虐待が96件(前年度同数)あったと発表した。
家庭での虐待の内容(複数回答)は、身体的虐待が61人(61.6%)、心理的虐待が32人(32.3%)、介護などの放棄が26人(26.3%)、経済的虐待が20人(20.2%)、性的虐待が2人(2.0%)。虐待の深刻度について、5段階評価で最も重いとされたのは6人(6.1%)だった。
虐待を受けた高齢者を保護するため、虐待者から分離したケースは47人(42.3%)で、このうち医療機関へ一時入院した人は16人だった。分離せずにケアプランを見直したのが19人、助言・指導をしたのが17人だった。
虐待を受けた高齢者の性別を見ると、男性が25人、女性が74人。年齢別では、80〜89歳が最も多く43.4%、次いで70〜79歳が42.4%を占めた。虐待を受けた要介護状態の高齢者のうち、94%に認知症の症状があった。
誰から虐待を受けたかを分類すると、息子から虐待を受けたケースが最も多く39.2%を占めた。次いで夫からが30.4%、妻からが7.8%と続いた。
家庭での虐待の相談・通報件数は215件で、前年度から15件減少。介護施設の職員による虐待の相談・通報件数は13件(前年度比2件減)で、調査により虐待の事実が認められたのは3件(同1件減)だった。