● 宮本たけしfb ● (だんじり)


先週から今週にかけて、日本の政治は森友学園問題をめぐって大きくページを1枚めくった。

財務省は明日明らかにする報告で決裁文書の書き換えを認めるばかりか、
書き換える前の文書には複数の政治家の名前があることまで明らかにしたという。

大阪地検、法務省が、希望があれば押収資料を公開すると報じられたとたんに
こういう動きになるということは、 「もはや隠しおおせない」と覚悟してのことであろう。

おそらく明日になれば、新たに複数の政治家の名前が明らかになるであろう。
そこに、安倍首相や昭恵氏に繋がる名前があるかどうかが次なる焦点だ。

佐川氏は理財局長当時、私に虚偽の答弁をし、国会と国民を欺いた。
挙げ句の果てに決裁文書の書き換えを行った時点の理財局長だ。責任は免れない。

しかし、この国有地の価格交渉や売却を行った当時の理財局長は前任の迫田氏であり、
その前年、特例的に貸付を行った時の理財局長は、さらに前任の中原氏であった。

佐川氏が決して「一番悪い」というわけではない。
しかし、「虚偽答弁」も「決裁文書書き換え」も、それを行った動機があるはずだ。
決して「嘘をつきたかった」わけでも、「悪戯でした」というわけでもあるまい。

隠したかったのは、政治家の名前、「特例的な」扱いや「特殊性」の内容であろう。
いったいそれが何なのか、
それが「私や妻や事務所が土地の売却に関わっていたら総理はもちろん、国会議員も辞める」と
明言してきた安倍首相とどう関わるのか、関わらないのか…
これが今週の熱いテーマとなるだろう。

もはやこの事件は、日本の政治史に名を残す一大疑獄事件となった。
ことと次第によっては、安倍内閣そのものが吹き飛ぶこととなる。
だが、最後に政権を吹き飛ばす力を持つのは主権者国民だけであるということを、
私はあらためて呼びかけたい。

さあ、日本の政治史の中でも、最も熱い一週間の始まりだ!
野党は共闘!市民と共闘!安倍内閣を打倒しよう!

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