震災で崩落 九段会館 外観残し建て替え着手
2018年3月11日 18時00分
http://s.mxtv.jp/mxnews/kiji.php?date=46512669

 東日本大震災の際に、天井が落下して2人が死亡し、その後閉鎖されていた東京・千代田区の九段会館の建て替え工事が始まりました。歴史的な外観を残す建物となります。

 九段会館は、1934年(昭和9年)に完成し、鉄筋コンクリートの建物に日本式の屋根を設けた城郭風の「帝冠様式」で、昭和初期の特徴を残す希少な建物でした。新たな建物は、高さおよそ75メートル、地上17階建てで、特徴的な外観を一部保存して補修や地震対策を行い、高層ビル部分にオフィスなどが入る複合ビルとして2022年7月に完成する予定です。

 九段会館は、震災でホールの天井が落下して、2人が死亡、31人が負傷し閉鎖されていましたが、民間業者が去年9月、国が保有する土地の定期借地権と建物を落札していました。