0001ばーど ★
2018/03/12(月) 10:21:39.89ID:CAP_USER9去年のフランスの大統領選挙で躍進した極右政党、国民戦線のルペン党首は、支持の拡大を目指して党名の変更を提案し、極右色を薄め、人種差別的などといったイメージを刷新する狙いがあると見られます。
国民戦線は11日、フランス北部のリールで党大会を開きました。
この中で、ルペン党首は、45年以上続く国民戦線という党名について「フランス人にとって参加するにも投票するにも心理的なブレーキになっている」と述べ、より幅広い支持を得るために変更すべきだと訴えました。そして、「新しい党名には私たちのアイデンティティーや財産、安全や自由を守るため国を一つにするというメッセージが必要だ」と述べ、国民が集まるという意味を込め、党名を「国民連合」に変えることを提案しました。新しい党名は今後、党員投票にかけられ正式に決まります。
ルペン党首は、去年5月のフランス大統領選挙の決選投票で敗れたものの、極右政党の候補者としては過去最多となる投票総数の3分の1を獲得しました。ただ、その後の議会下院の選挙では伸び悩み、今回の党名変更は極右色を薄め人種差別的などといったイメージを刷新する狙いがあると見られます。
ヨーロッパでは、イタリアの議会選挙で国民戦線と理念や政策が共通する政党が躍進するなど、EUに懐疑的な主張や移民に厳しい政策への根強い支持があり、党名変更をきっかけに国民戦線が勢いを取り戻すことになるか注目されています。
■新しい党名に支持者は
新しい党名について、国民戦線の支持者の男性は「今の党名は有権者に拒否感を持たせていた。ルペン党首が演説で言ったように党名の変更は当然だ」と話していました。
また、女性の支持者は「より多くの支持が必要な私たちの党にとって新しい党名はふさわしいと思う。理想的な名前だ」と話し、支持する考えを示しました。
一方で、支持者の中には「正直に言うと党名の変更には反対だ。変えなくても支持は得られると思う」と話す人もいました。
国民戦線では、去年の大統領選挙の後に路線をめぐる対立から副党首が離脱して新たな政党を立ち上げる事態も起きていて、党名変更をきっかけに党内で意見の相違が表面化する可能性も指摘されています。
3月12日 7時06分
NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180312/k10011361211000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_006