秋田駒ヶ岳 低周波地震続く
03月12日 19時00分
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20180312/6010000269.html

秋田と岩手にまたがる「秋田駒ヶ岳」で、地下の火山ガスなどの動きを示すとされる「低周波地震」の発生が今月6日から続いています。
気象庁は、火山活動の高まりを示している可能性があるとして、12日昼前、臨時の解説情報を出して、今後の情報に注意するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、秋田駒ヶ岳では、地下の火山ガスや熱水などの動きを示すとされる低周波地震が今月6日に1回、7日に2回、11日は2回、そして、12日午前1時すぎにも1回と、今月に入ってあわせて6回観測されました。
先月も16日に1回観測され、秋田駒ヶ岳で低周波地震が観測されるのは、3年前の平成27年4月以来だということです。
震源はいずれもカルデラ付近と推定され、気象台では、火山活動の高まりを示している可能性があるとしています。
一方で、火山性微動は観測されず、地殻変動のデータや監視カメラによる観測でも特段の変化は見られないということです。
気象庁は、秋田駒ヶ岳について、「活火山であることに留意」することを示す噴火警戒レベル「1」を継続した上で、12日昼前に「火山の状況に関する臨時の解説情報」を出し、今後の情報に注意するよう呼びかけています。