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>クジラ害獣論の元となる計算をした岡村さん

クジラをこのまま捕らないと、30年後には、三陸沖からサバが消える
http://news.2ch.net/newsplus/kako/1019/10197/1019747597.html

独立行政法人・遠洋水産研究所(静岡県清水市)の岡村寛研究員らが衝撃的な数字をはじき出した。
商業捕鯨のモラトリアム(一時停止)で増えたクジラがサバのえさであるカタクチイワシなどの小魚を
大量に食べてしまうのが理由で、25日に山口県下関市で始まった国際捕鯨委員会(IWC)年次会合の
科学委員会に報告する。

かつて、日本の沿岸で捕っていたヒゲクジラ類のミンククジラは、ブラシのようなヒゲで、プランクトン の
一種・オキアミをこしとるようにして食べ、魚は食べないとされてきた。
日本は国際捕鯨取締条約に基づき、1994年から北西太平洋で調査捕鯨を実施している。
同年から99年にかけて三陸沖で捕獲したミンククジラ108頭の胃の内容物を、日本鯨類研究所(東京 )
が、詳しく分析したところ、5、6月はカタクチイワシ91・6%に対し、オキアミはわずか1・8%。
7―9月もサンマが53・2%に上り、オキアミは35・6%にとどまっていた。

こうしたデータから岡村研究員らは、今後50年間、捕鯨が行われないと仮定し、三陸沖の代表的な
海洋生物30種の資源量の変化を、食物連鎖などの要素を基にシミュレーションしたところ、
30年後にはサバが“全滅”、シマガツオやメカジキは半減、50年後にはサンマも半減するという
結果が出た。
三陸沖は、全国のサバの漁獲高の6分の1を占める重要な漁場で、水産庁遠洋課の森下丈二
課長補佐は「日本近海では、クジラと漁業は競合している。このままでは漁業に深刻な影響が出る
可能性が高い」と指摘している。