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3月13日 23時04分
インド東部で、政府が経済成長を優先し資源などを搾取しているとして、武装して抵抗を続ける共産党毛沢東主義派の民兵が治安部隊の車両を爆破し、これまでに9人が死亡しました。

インドの治安当局によりますと、東部のチャッティースガル州の山岳地帯で13日、パトロールをしていた治安部隊が100人ほどの武装集団の襲撃を受け、銃撃戦となりました。

武装集団は数十分間銃撃を続けたあと山中に逃走したため治安部隊が追跡していたところ、道路脇に仕掛けられていた爆発物が爆発して治安部隊の大型車両が吹き飛ばされ、乗っていた兵士9人が死亡、2人がけがをしました。

インドの治安当局によりますと、この集団は共産党毛沢東主義派の民兵だということで、治安部隊を派遣して逃走した武装集団の行方を追っています。

共産党毛沢東主義派は「経済成長を優先する政府が貧困地域の資源や土地を搾取している」として、政府の建物や警察などを狙って襲撃事件を繰り返しています。

インド政府は、政権の最重要課題である経済成長にも影響が出かねないとして、取り締まりを強化しています。