会社の倉庫に拳銃やライフルの実弾などを大量に保管したとして、大阪府警は13日、三菱マテリアルの子会社「三菱伸銅」(東京)の三宝製作所(堺市堺区)男性所長(59)ら幹部4人と法人としての同社を銃刀法違反と火薬類取締法違反の疑いで書類送検した。海外から輸入した金属スクラップに交じっていた実弾などが長年放置されていたといい、府警は約6万7000発を押収した。

 容疑は昨年8月30日、三宝製作所の倉庫2階で、実弾や空砲2183発を所持したとしている。「もっと早く届け出ていればよかった」などといずれも容疑を認めている。

 府警によると、同社は1960年ごろ〜95年、製銅事業の原料にするため米国などからスクラップを輸入。分別した実弾などをドラム缶5本に入れ、倉庫内で放置していたという。昨年6月、倉庫を整理した際に中身を確認し、8月に府警に届け出ていた。【伊藤遥】

3/13(火) 20:02配信
毎日新聞
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