●大学への売却が破談に
伊丹空港騒音問題時、運輸省は賠償金を支払い土地を買い上げた。国土交通省は会社を作り
土地を払い下げ、不要な土地はこの小学校用地のみに。国有地は近畿財務局が処理すると
いうので、国土交通省は土地処理の会社を解散。
近畿財務局は大阪芸術大学に売却する交渉をしたが、いわくつきの土地ということで破談。

●近畿財務局が考えた妙案、産廃があることでの値引き
いわくつきの沼地跡に加えて空港騒音があり、とても高い値段では売れない。
土地の取引価格は、周辺の固定資産税の算定の基準になるので、住宅地からの税金を考えると
価格を安くできない。そこで近畿財務局が考えた手が、
「本来の土地の価格は高いが産業廃棄物があるのでその処理費用を差し引く」という理由で
購入者には安く払下げ、固定資産税には影響を与えないという案。
現実に隣接の用地を豊中市が買い、公園にした時の価格が2千万円と森友以上に超破格だった。
この売却に当時民主党政権で国土交通省の副大臣をしていた辻本清美議員(地元選出議員)が
関与し、国の補助金を不正に使ったのではないかと豊中市議会で追及された。