西日本新聞 2018年03月14日06時00分 (更新 03月14日 09時51分)

2017年12月末に閉園したテーマパーク「スペースワールド」(SW、北九州市)の昨年1年間の入場者数が190万人を超えたことが分かった。運営会社の親会社だった加森観光(札幌市)が明らかにした。
閉園を惜しむファンらの駆け込み来園によるもので、全盛期だった1990年代後半に迫る水準。全国のテーマパークで4位になるとみられる。

SWは13年度から入場者数を公表しておらず、加森観光の加森公人(きみひと)社長が西日本新聞の電話取材に答えた。

テーマパークの調査などを行う調査企画会社「綜合ユニコム」(東京)によると、
190万人超の入場者数は、東京ディズニーリゾート(千葉県)▽ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪市)▽ハウステンボス(長崎県佐世保市)−に次ぐ規模という。

SWは90年開業。05年に加森観光が新日本製鉄(現新日鉄住金)から営業権を引き継いだ。
年間入場者数は97年度に最多の216万人を記録したが、01年度に200万人を割り込み、07年度には過去最低の147万人まで落ち込んだ。
その後は若干の回復傾向が続き、16年12月の閉園発表後、17年は来場者が急増した。

加森社長は「最後に多くの方に来場いただいたのは、皆さんに愛されたことの証しだと思う」と振り返った。

=2018/03/14付 西日本新聞朝刊=

スペースワールドの営業最終日、打ち上げ花火を楽しむ来場者たち=昨年12月31日、北九州市八幡東区
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