消防学校に「山岳救助科」新設へ

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20180314/1010002451.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

長野県は、去年1年間に起きた山岳遭難で地上からの救助件数が急増したことから、
消防隊員の教育や訓練を行う県の消防学校に、新年度から山岳救助に特化した訓練などを行う
「山岳救助科」を新設することを決めました。

長野県は、去年3月の墜落事故で唯一の防災ヘリコプターを失ったことなどから、
去年1年間に起きた山岳遭難で地上からの救助件数が前の年に比べて
およそ1.4倍となる88件に急増し、対応策を検討してきました。

その結果、県の消防学校に新年度から山岳救助に必要な知識や技術を学んだり、
訓練を行ったりする「山岳救助科」を新設することを決めました。
県消防課によりますと、都道府県の消防学校に山岳救助に特化した課程を設けるのは全国で初めてだということです。

具体的には、ことし6月に専門家を招いて3日間の集中講座を開き、
山岳地帯の地図の読み方や気象の知識を学ぶほか、長野県警の山岳救助隊などから
救助に用いる機材の使い方や技術などを教わるということです。

「山岳救助科」の新設にかかるおよそ2900万円を盛り込んだ新年度予算案は、
14日の県議会で可決される見通しです。

県消防課は
「隊員の訓練機会を確保し、多発する山岳遭難事故に対応できる体制をつくりあげていきたい」
と話しています。

03/14 07:11