今日朝鮮半島からの大規模な人の移動を示す遺物として朝鮮系の土器に注目されるが、
それらの故地や、流入時期、分布状況に際立った特徴のあることが指摘されている。
それによれば、土器の故地は加耶諸国を中心とし、
それらの流入は五世紀中葉から六世紀初頭に限られる時期に最も多いとされる。
また列島内における分布は、畿内の河内、大和にとりわけ多く、吉備、筑紫地方がこれに次ぎ、
半島からの地理的な距離にかかわらない偏在性が強く認められる。
(『アジアからみた古代日本』、『橿原考古学研究所論集』九)

http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2005/06/0506j0218-00001.htm
オンドル遺構が出た地域
(九州地方)
福岡県新吉富村、桂川町、川崎町、岡垣町、宗像市、津屋崎町、福岡市、春日市、筑紫野市、夜須町、小郡市、豊前市、佐賀県中原町
(中国地方)
鳥取県倉吉市、岡山県山陽町
(近畿地方)
京都府園部町、綾部市、福知山市、宇治市、滋賀県大津市、栗東市、日野町、能登川町、長浜市、高月町、余呉町、安土町、秦荘野町、奈良県高取町、御所市、兵庫県神戸市、大阪府堺市、和歌山県和歌山市
(関東地方)
東京都府中市
(北陸地方)
石川県小松市
[朝鮮新報 2005.2.18]