日産自動車はことしの春闘で、ベースアップに相当する賃上げとして、労働組合の要求どおり、去年の妥結額の倍となる月額3000円で満額回答し、交渉が妥結しました。

ことしの春闘で日産の労働組合は、ベースアップに相当する賃上げとして月額3000円を要求し、大詰めの交渉が続けられてきました。

経営側は回答日の14日朝、組合側の要求どおり月額3000円で満額回答し、交渉が妥結しました。日産のベースアップは5年連続で、賃上げの水準は定期昇給を含めても、経団連が数値目標として掲げる3%には達しないということですが、去年の妥結額の1500円の倍となる大幅なベースアップとなりました。

一時金・ボーナスについても、組合が要求していた月給の5.8か月分で満額回答しました。

春闘は14日集中回答日を迎え、自動車業界ではトヨタ自動車が去年の妥結額の1300円を上回るベースアップで事実上決着し、定期昇給や手当も含めて3.3%の賃上げになるとしているほか、ホンダは去年の妥結額を100円上回る月額1700円のベースアップを回答することにしています。

3月14日 9時43分
NHK NEWS WEB
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