県庁に勤務する男性職員が5年後の佐賀国体の開催に向け競技団体が会場を視察する旅費など、
あわせて785万円余りを着服したとして県はこの職員を懲戒免職処分としました。
懲戒免職処分を受けたのは、県のスポーツ課で国体準備室の副主査を務める35歳の男性職員です。

県によりますと男性職員は、5年後の佐賀国体の開催に向けての経費785万円余りを自分の口座に着服したということです。
男性職員は、競技団体が会場を視察する旅費などを支払う事務を担当していましたが、今月11日、
その旅費が未払いになっていると競技団体から県に問い合わせがあり着服が発覚しました。
着服した金は生活費や借金返済のほかギャンブルに充てていたということで、
未払いとなっていたおよそ380万円は男性職員から全額返還されているということです。

【栃木】下野市職員、総額は3000万円以上給与水増しし逮捕 自分にボーナス500万円
 下野市の総務人事課の職員・吉葉仁一容疑者(49)は去年9月、自分の給与を水増しし、
月給として約222万円を下野市からだまし取った疑いが持たれています。
警察によりますと、吉葉容疑者は職員の給与を管理する部署にいました。
ボーナスの時には一度に五百数十万円をもらっていたこともあったということです。
吉葉容疑者は容疑を認めていて、「借金の返済やギャンブルなどのために金が必要だった」と供述しています。
警察は、水増ししていた給与の総額は数年間で3000万円以上に上るとみて調べています。
 弁当を買いに行っていた環境局職員は昨年10月12日、その途中でトラックにはねられる事故に遭い、発覚した。
昨年4月から10月まで計92回、昼の休憩時間より前に、自転車や車に乗って親族が勤務する3キロ先の店に弁当を買いに行っていたという。

 ランニングをしていた職員は44歳と48歳で、昼の休憩時間より前にランニングウエアに着替えてひそかに職場を離れていたが、匿名の通報で発覚した。

 福島県は30日、職場のパソコンからインターネットの懸賞サイトに約1450回応募したとして、
50代の男性管理職を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分とした。
うち約930回は勤務中だった。男性は「過去に当選したことがありエスカレートしてしまった。
今回、当選しても賞品は辞退する」と話している。

 県によると、男性は同県いわき市の出先機関に勤務。
昨年12月上旬から約2週間、報道機関2社が実施した1等3万円相当の賞金や図書カードが当たる懸賞に応募した。
個人配備のノートパソコンを使っており、懸賞は何度でも応募できる仕組みだった。

市営住宅不正入居で市職員処分

御所市は、知人が住む市営住宅をまた借りして入居していた46歳の男性職員を
市職員としての信用を失墜させたとして、減給3か月の懲戒処分にしました。

懲戒処分を受けたのは、御所市の環境業務課の46歳の男性主査です。
御所市によりますと、男性主査は、知人が住んでいた市営住宅をまた借りし、
去年10月までの約4年間、妻と子どもの、計3人で入居していたということです。
この市営住宅は広さが85平方メートル、間取りは4DKで、主査は、知人から月に1万円で借りていました。

また、主査は隣の大和高田市から通っていると偽って通勤手当を申請していましたが、
これまでに受け取った手当、約8万5000円はすでに全額、返還されたということです。

山梨市の職員採用試験を巡る汚職事件で、受託収賄や虚偽有印公文書作成・同行使などの罪に問われた前市長の望月清賢被告(70)に対し、
東京地裁は26日、懲役3年、執行猶予5年、追徴金80万円(求刑・懲役3年、追徴金80万円)の有罪判決を言い渡した。
島田一裁判長は「公務の清廉性を汚し、市民の信頼を裏切った」と述べた。

 判決によると、望月被告は、山梨県甲州市立中学校の元校長、萩原英男被告(58)=贈賄罪で公判中=から昨年度の山梨市職員採用試験で息子が合格するよう頼まれて便宜を図り、
今年2月、見返りに現金80万円を受け取るなどした。
また2014〜16年、別の4人が合格できるよう採用関連文書に虚偽を記載した。

 判決は「公平・公正さが強く求められる地方公務員の任用制度や職員採用試験の公文書に対する信頼を著しく低下させ、情実採用を否定する地方公務員法の趣旨を大きく損なった」と指摘した。