2016年、福岡県大刀洗町で内縁の妻を殺害したとされる元暴力団組長の男の初公判が13日開かれ、被告は起訴内容を認めました。

殺人の罪に問われているのは、指定暴力団・道仁会系の元組長、松永高佳被告(58)です。

起訴状によりますと、松永被告は2016年11月、大刀洗町山隈の自宅で、同居していた当時37歳の内縁の妻の胸を包丁で刺して殺害したとされています。

13日に福岡地裁で開かれた初公判で、松永被告は「間違いありません」と起訴内容を認めましたが、弁護側は「犯行前に飲んだ酒や睡眠薬の影響で心神耗弱の状態にあり、責任能力が著しく低い」と主張しました。

一方、検察側は「被害者から『寝相が悪い』と起こされ口論になり、犯行に及んだ。犯行後には警察や消防に具体的に犯行状況を説明していて、心神耗弱の状態ではなかった」と述べました。

3/14(水) 19:15
TNCテレビ西日本
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