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2018年3月14日 20:40 発信地:ドイツ
【3月14日 時事通信社】ドイツ連邦議会(下院)は14日、首相指名選挙を行い、アンゲラ・メルケル氏(63)を選出した。これにより、大連立の第4次メルケル政権が正式に発足。昨年9月の総選挙以降、連立交渉の不調により続いてきた戦後最長の政治空白が終わり、欧州政治の不安定化に一定の歯止めがかかることとなった。

 ただ、有効票数688票のうち、賛成は364票。可決に必要な355票をかろうじて上回った。全399議席を有する連立与党から造反者も出た計算で、今後の政権運営に不安も残る。

 メルケル首相は選出を受け、「ドイツ国民の幸福のため、力をささげる」と宣誓した。2021年の任期満了まで首相を務めれば在任16年となり、戦後最長のヘルムート・コール氏(1982〜98年)の記録に並ぶ。(c)時事通信社