会社説明会解禁日すでに1割内定、採用多様化で
2018年03月14日 20時49分
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20180314-OYT1T50105.html

 就職情報会社リクルートキャリアは14日、来春卒業予定で就職を希望する大学生のうち、内定を得た人の割合を示す内定率(速報値)が、企業の採用活動が解禁された3月1日時点で9・9%に達したと発表した。

 前年同期より3・7ポイント増加した。
 調査はインターネットを通じて実施し、来春卒業予定の大学生636人が回答した。内訳を見ると、理系は13・3%(前年同期比7・5ポイント増)、文系は8・4%(同2・1ポイント増)だった。
 経団連の指針では3月1日に会社の説明会がスタートし、選考の解禁は6月1日。リクルートキャリアの岡崎仁美・就職みらい研究所長は「企業は、人手不足で採用意欲を高めている上、大学の研究室から理系の人材を早めに確保するなど採用方法を多様化させていることも背景にある」と話す。