財務省の太田充理財局長は16日午前の衆院財務金融委員会で、学校法人「森友学園」への国有地売却をめぐる決裁文書の改ざんに関し、当時理財局長だった佐川宣寿前国税庁長官について「関与の度合いは大きかったのではないか。知っていたか知っていなかったかといえば、知っていたと思っている」と述べた。自民党の義家弘介氏への答弁。
 
財務省によると、改ざん行為があったのは昨年2月下旬から4月までの期間。太田氏は「それまでの(政府側の)国会答弁が誤解を受けないように(改ざんが)行われた。主として答弁していたのは佐川氏だった」と指摘し、佐川氏の答弁に合わせる形で行われた改ざんを佐川氏自身が把握していなかったとは考えにくいとの認識を示した。

(2018/03/16-11:04)
時事ドットコム
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