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3月16日 20時55分
北海道清水町にあるJRの無人駅「羽帯駅」が、17日のダイヤ改正に伴って60年の歴史に幕を閉じることになり、地元の人たちが参加して、さよならイベントが開かれました。

北海道清水町の農業地帯にあるJR根室線の羽帯駅は、60年前の昭和33年に開業し、かつては周辺の子供たちの通学などに利用されていました。

駅員はおらず、最近は統計上の利用者が1日当たり1人未満にまで減り、JR北海道は17日のダイヤ改正で廃止することを決めました。

16日は町の観光協会がさよならイベントを開き、地元の人たちや鉄道ファンなど、およそ100人が集まりました。

駅では乗降証明書が配られ、参加した人たちがホームに並んで、午後4時台に発着する上りと下りの2本の列車に手を振って別れを惜しみました。

地元の60代の女性は「高校生の時に通学で毎日利用していました。駅が無くなるのはとても寂しいです」と話していました。

旧国鉄時代の駅長の制服を着て参加した地元の男性は「無人駅ですが、最後の日は駅員がいたほうがいいと思って制服を着て来ました」と話し、駅の廃止を惜しんでいました。

駅の施設は17日以降、撤去されることになっています。

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