火星模擬移住研究実験基地(MDRS)へ派遣される元南極観測隊員の村上祐資さん(中央)ら=16日午後、千葉県船橋市
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NPO法人日本火星協会は16日、元南極観測隊員らを米ユタ州の火星模擬移住研究実験基地(MDRS)に派遣すると発表した。隊員らは火星での生活を想定し、大気観測や植物栽培などの実証実験を行う。期間は24日から4月8日まで。
日本火星協会によると、砂漠地帯にあるMDRSは、「地球にある火星」と呼ばれる。火星については未知の部分が多く、各国で模擬移住の実験が盛んに行われているという。

隊員らは、MDRSで火星の生活で想定される課題を研究。帰国後にフィードバックし、次回の派遣に生かすという。
日本火星協会がMDRSに隊員を派遣するのは3回目。元南極観測隊員の村上祐資さんが隊長を務め、インドネシア人1人を含む10〜50代の男女計7人が参加する。

(2018/03/16-19:08)
時事ドットコム
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