>>27
シリーズが長引くにつれお約束に新たな女性を登場させては来ましたが
シリーズ最後の作品では平家の娘(佐和さんでしたか?)が再登場し
結婚へと踏み切る描写がありました。
母親公認でもありますから確定でしょう。
亡くなる前に書き残してくれたのでしょうね、感謝。

私個人は昭和期のミステリ作家に傾倒し
横溝、西村、高木と読み重ねていた中で
『死者の木霊』が登場し大きな衝撃を受けました。
その後も活躍をし、良作にも恵まれ楽しませて頂いたものの
途中からは浅見シリーズばかりになってしまった事、
そのシリーズから推理要素が薄れてしまった事で
内田作品からは離れてしまいました。
どうしても浅見シリーズが注目されますが
初期の浅見シリーズを除いては個人的評価は低いです。
信濃のコロンボや敏腕明晰な警視庁の警部、
車椅子の少女といったシリーズの作品を寧ろ
書き重ねて頂きたくて残念な印象です。

一時ながら私のミステリ熱に火を注いで下さった内田先生のご冥福をお祈りします。