トヨタ エタノールでも走るHV ブラジルで発売へ
毎日新聞2018年3月20日 17時45分(最終更新 3月20日 17時45分)
https://mainichi.jp/articles/20180321/k00/00m/020/011000c

 トヨタ自動車は20日、エタノールなどのアルコール燃料と、ガソリンのどちらでも走れる「フレックス燃料車」のハイブリッド車(HV)を試作し、ブラジルで公開したと発表した。フレックス燃料車の試作HVは世界初としている。耐久性や性能を試験し、現地で1〜2年以内に発売する。

 トヨタによると、ブラジルではフレックス燃料車が新車販売の約90%を占めており、トヨタも主力セダン「カローラ」などのフレックス燃料車を販売している。
 二酸化炭素(CO2)を生育の過程で吸収するサトウキビを原料とするエタノールと、HVの高い燃費性能を組み合わせ、CO2排出量を大きく削減できるという。
 試作車はHV「プリウス」をベースにした。実際に販売する車種は明らかにしていない。(共同)