●太平洋には2万の島々があったが、原住民は何の防備もせず、
海から侵略者が来るなど予想もせず、昔ながらに平和に暮らしていた。
ここに白人海賊たちは鉄砲と十字架を担いでやってきて、
片っ端から襲いかかり殺戮と掠奪を繰り返していった。

●無主物先取特権だとばかり、自分たちの土地にしてしまった。
「誰も住んでいなかったので、早い者勝ちで自分のものにしたのだ。何が悪いか」
という言い分である。先住民が住んでいたはずだが、
彼らにしてみれば白人以外は人間ではなく、
猿やけだものと等しい存在と見なして平気でいたのである。 

《清水馨八郎 「大東亜戦争の正体 それはアメリカの侵略戦争だった」》