兵庫県私立学校審議会(上羽慶市会長)は、約65年の歴史がある予備校「コロンビア学院」(神戸市中央区)の廃止など、計13件を認可相当とし、井戸敏三知事に答申した。

 同学院は1949年に前身となる「コロンビア英会話学院」として発足し、52年に設立。79年には、神戸大や“関関同立”の必勝模試を始めた。京都大、大阪大向けのコースも設置し、合格者を輩出してきた。同学院によると、最盛期の80年代には、生徒数は千人を超えたが、2000年代に入ると少子化の影響などで200〜300人に落ち込んだという。近年は医学部進学にも力を入れていたが、校舎の老朽化などから3月末で閉校となる。運営する学校法人も解散する。

 また、河合塾神戸三宮校(神戸市中央区)には、高卒生向けの大学受験科(定員550人)の設置を認め、JR姫路駅前に新設される学校法人神戸滋慶学園運営の「姫路医療専門学校」も認可した。いずれも4月1日に開校する。

 神戸、加古川市の幼稚園6園が幼保連携型認定こども園に移行することに伴い廃止、西藤珠算学院(高砂市)も廃止となる。(井上 駿)

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201803/sp/0011093250.shtml