廃棄ガラス瓶を主原料に、抗鳥インフルエンザ作用を持つ消毒剤用の新素材を開発したと、広島県尾道市の企業「ランドベル」が23日、発表した。

 京都産業大(京都市北区)との共同研究。今秋の販売を目指している。同社の担当者は「空き瓶のリサイクルにもつながる」と話した。

 同社によると、ガラス瓶を砕いて加熱するなどして微細な空洞がある粉末にした上、特殊な加工をして鳥インフルエンザウイルスを吸着し殺菌する性質を持たせた。液体に溶いて使用するため、従来の消毒用の消石灰をまく対策に比べて散布しやすいという。

 ウイルスの量を約10万分の1に減少させる。



京都新聞 2018年03月23日 17時46分
http://www.kyoto-np.co.jp/education/article/20180323000143