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3月24日 0時28分
23日に再稼働した佐賀県にある玄海原子力発電所3号機は23日夜遅く、核分裂反応が連続する「臨界」と呼ばれる状態になりました。

佐賀県玄海町にある玄海原発3号機は、23日午前11時から核分裂反応を抑える制御棒を原子炉から引き抜く操作が行われ、原子炉を起動し、7年3か月ぶりに再稼働しました。

3号機ではその後、原子炉の冷却水に含まれる核分裂反応を抑える成分の濃度を下げたり、制御棒の位置を調整したりする作業が続けられ、23日午後11時10分に核分裂反応が連続する「臨界」と呼ばれる状態になりました。

今後は制御棒の性能検査などが行われ、問題がなければ、25日に発電と送電を始め、徐々に原子炉の出力を高めて、来月下旬に営業運転に入る計画です。九州電力は「安全確保を最優先に慎重に進めていく」としています。

玄海原発は4号機もことし5月に再稼働される予定です。

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