ここまでマトメ

1)検察の訴追の危険による証言拒否
最初から多用したようだがついに検察に国会で恥をかかせ本気にさせてしまっただろう
ちかいうちに財務省理財局に強制捜査(家宅捜索)はほぼ確定したと思われる

2)理財局が改竄を実行したとの証言
1とは異なり、大臣官房や官邸を巻き込まないためにこの部分だけは証言したと推察される
しかしこれは自己の犯罪の自白あるいは部下の犯罪の通報に等しいのでやはり理財局への家宅捜索を引き起こすのはほぼ間違いない

3)2にも関わらず改竄の詳細は1と同様の理由で証言拒否
自己または部下の犯罪を2で自白・通報してしまった以上、意味のない答弁である

4)官邸の関与なし
これも意味のない答弁である
なぜならば官邸と財務省の答弁のための事前準備は大臣官房の仕事なので
佐川理財局長が矢野官房長の動きを全面的に知ってるとはそもそも考えられない
つまり佐川の立場は「知らない」であり矢野官房長の尋問へと進むことになるだろう

5)安倍夫妻の関与なし
これも4と同様にそもそも佐川は知らない事項であるから意味のない答弁だ
谷秘書や今井秘書を喚問へと進むことになる

6)全体として事実を踏まえない曖昧な証言
責任を不明確にするためあえて曖昧にしているのだと思われるが真摯な答弁ではなく喚問を愚弄している
したがって再喚問や他の関連部署への喚問に進むのはほぼ確実であろう

7)全体の印象
とても東大エリートとは思えない自爆的な発言(とくに1と2)ばかりで、精神的に混乱し、訴訟戦略も迷走していると思われる
この混乱ぶりでは、検察尋問では簡単に落ちる(全面自供)だろうな