インドネシア・バリ島デンパサールの裁判所に出廷したイ・プトゥ・アスタワ被告(2018年3月26日撮影)
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【3月27日 AFP】インドネシア・バリ(Bali)島で昨年9月、同島在住の高齢の日本人夫婦が殺害された事件の裁判で、現地の裁判所は26日、イ・プトゥ・アスタワ(I Putu Astawa)被告(25)に対し、強盗殺人の最高刑である禁錮15年の判決を言い渡した。

アスタワ被告は昨年9月3日、バリ島南部の観光地ジンバラン(Jimbaran)在住でいずれも70代の松葉紀男(Norio Matsuba)さんと妻の博子(Hiroko Matsuba)さん夫婦宅に侵入。博子さんを縛り猿ぐつわをかませた上で殺害した後、紀男さんを刺殺したとされる。

被告は現金11万円と携帯電話2台を奪い、夫婦の車でいったんその場を立ち去ったが、その日の夜に再び殺害現場に戻り、遺体に火をつけた。2人の遺体は翌日発見された際、身元が判別できないほど焼け焦げていた。被告は盗んだ金を、借金と家賃の支払いに充てていた。

アスタワ被告の弁護士によると、被告は判決を受け入れ、上訴はしない意向だという。(c)AFP

2018年3月27日 4:30
AFPBB News
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