大学入試センターは26日、大学入試センター試験に代えて2021年1月に始まる「大学入学共通テスト」で活用する英語の民間試験について、7団体の9試験を認定したと発表した。

 認定されたのは、日本英語検定協会が実施する「実用英語技能検定(英検)」や、教育事業大手・ベネッセコーポレーションの「GTEC」など。全国10か所以上で複数回実施することや、「読む・聞く・話す・書く」の4技能を適切に測れることなどの要件を満たすと判断された。

 英検は、4技能を測る新たな試験を開発し、受験料は3800〜8400円から5800〜1万6500円になる見込み。「読む・聞く・書く」力を測る1次試験の合格者のみ「話す」テストを課す現行の方式は認定されなかった。

 GTECも入試向けの試験は一部を除き、5040円から6700円程度に値上げされる予定。試験の公平性を確保するため、外部の監督者を派遣する費用などがかかるという。

(ここまで400文字 / 残り385文字)
http://sp.yomiuri.co.jp/national/20180327-OYT1T50068.html