日米両政府は、北朝鮮問題への対応や貿易不均衡の問題を協議するための日米首脳会談を4月17、18日を軸に開催することで最終調整に入った。会談は、米フロリダ州パームビーチにあるトランプ大統領の別荘「マール・ア・ラーゴ」で行う方向で検討している。

 複数の日米関係筋が明らかにした。首脳会談は当初4月初旬で調整していたが、ずれ込んでいた。

 安倍晋三首相とトランプ大統領は会談で、4月末の南北首脳会談や5月末までの実施をめざす米朝首脳会談を前に、対北朝鮮政策をすり合わせる方針。首相は26日の参院予算委員会で「拉致問題を伝えに行くことがきわめて重要だ」と述べていた。一方、トランプ政権は、対日貿易赤字の是正など日米間の貿易不均衡を中心に議論したい意向。二国間の自由貿易協定(FTA)についても議題となる可能性がある。

 日本側は北朝鮮が保有する中短距離ミサイルの放棄についても議題にする考えだ。


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