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3月28日 4時44分
沖縄県を訪れている天皇皇后両陛下は、28日、日本の最も西に位置する与那国島を初めて訪問し、島固有の馬や伝統芸能の踊りなどをご覧になります。

沖縄県を訪れている両陛下は、初日の27日、沖縄戦最後の激戦地、糸満市を訪れて、「国立沖縄戦没者墓苑」で犠牲者を慰霊したほか、集まった遺族らに言葉をかけられました。

28日は、宿泊先のある沖縄本島からの日帰りで初めて与那国島を訪問されます。

両陛下は、はじめに牧場を訪れて、島固有の与那国馬をご覧になります。
続いて、およそ300年の歴史がある伝統芸能の「棒踊り」を鑑賞するなどして住民たちと交流される予定です。また日本の最も西に位置し「日本最西端の碑」がある西崎と呼ばれる岬にも足を運ばれます。

天皇陛下は、おととし8月のビデオメッセージで、「遠隔の地や島々への旅も、私は天皇の象徴的行為として、大切なものと感じて来ました」と述べられています。

沖縄を知るため本島以外の島々にも足を伸ばし、これまでに宮古島や石垣島など4つの島を皇后さまとともに訪ねていて、与那国島でも、1日で5つの場所を回って島の自然や文化への理解を深められることになっています。