日本郵便は28日、使用済みの携帯電話の回収を同日から始めると発表した。携帯電話から貴金属を取り出し、2020年の東京五輪・パラリンピックで選手に授与するメダルの材料に活用する。全国2954の郵便局に回収箱を設置する。

 東京五輪・パラリンピック大会組織委員会では、不要な家電から取り出した貴金属をリサイクルする「都市鉱山」で、金・銀・銅メダルを5000個作る計画。日本郵便はこの計画に参加する。組織委はすでに全国約7000の公共施設や商業施設に回収箱を設置済みで、郵便局が加わることで1万カ所に広がる。

 回収箱には50台程度の携帯が入る。いっぱいになったところで宅配サービス「ゆうパック」でリサイクル業者に送る。データを消去し、個人情報は漏れないようにする。

2018/3/28 14:30
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28679760Y8A320C1EE8000/