衆院選の「1票の格差」を巡る訴訟の判決を受け、広島高裁前で「ガリレオ判決」と書かれた紙を掲げる升永英俊弁護士(左から2人目)ら=30日午前
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 「1票の格差」が最大1.98倍だった昨年10月の衆院選は憲法違反だったとして、升永英俊弁護士らのグループが広島、山口両県内の小選挙区の選挙無効を求めた訴訟の判決で、広島高裁(三木昌之裁判長)は30日、格差を合憲と判断し、請求を棄却した。

 二つの弁護士グループが全国14の高裁・高裁支部で提訴した同種訴訟16件は東京、広島両高裁など15件が合憲、名古屋高裁が違憲状態と判断して一審が終結した。年内にも最高裁大法廷が統一判断を示す見通し。

 衆院選の1票の格差を巡っては、最高裁が最大で2.43〜2.13倍だった2009年、12年、14年選挙を「違憲状態」と判断。

2018/3/30 11:59
共同通信
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