http://www3.nhk.or.jp/news/html/20180330/k10011385771000.html
配偶者の基礎年金に特例として上乗せされる「振替加算」の支給漏れについて、日本年金機構は、対象の本人が亡くなり、遺族とも連絡が取れないなどの理由で、合わせて1377人への支払いが済んでいないと発表しました。
配偶者の基礎年金に特例として上乗せされる「振替加算」をめぐっては、対象者の把握が不十分だったことなどが原因で、10万5963人に対し、総額およそ598億円の支給漏れがあったことが、去年9月、明らかになりました。

日本年金機構は、支給漏れのあった分について、その後の支払いの状況を取りまとめて、30日発表し、30日の時点で、合わせて1377人への支払いが済んでいないことを明らかにしました。

本人がすでに亡くなり、遺族とも連絡が取れないケースや、遺族が特定できないケースが9割以上を占めるということで、日本年金機構は、「亡くなった人の戸籍の情報を調べて、できるだけ早く支払い手続きに入れるようにしたい」としています。
3月30日 17時37分