一言で表現するなら「親子揃って呑気なもんだ」になるんだけど、母親は息子が死んでしまって、
その行き場のない思いをどうにもできずにいるし、助けてあげられなかった事を後悔もしてるし、
四十九日の前じゃあまだまだ気持ちの整理なんて付くわけなくて、ただただ感情的なのも仕方ない
助けてもらえず憎いという感情の暴走が顕著でも、本当は助けに行く人も命がけになるくらいの事は
頭では間違いなく理解してるはずだし、それでも心が叫んでるから手紙の中にありったけ吐き出したんだろ
八つ当たりくらいさせてやれ