落書き防止へ「あらかじめ描く」

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/shutoken/20180408/1000010261.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

壁などへの落書きが相次ぎ、社会問題となっていることを受けて、工事用の仮囲いに
あらかじめ絵を描き、落書きを未然に防ごうという取り組みが、
東京・渋谷区の工事現場で行われています。

絵が描かれているのは、渋谷区の宮下公園で行われている再開発事業の工事現場に設置された
全長およそ200メートルの仮囲いで、NPO法人の主催で、ことし2月から制作が始まりました。
8日は都内の美術大学に通う学生などがボランティアとして参加し、
筆で細かい部分に色をつけるなど仕上げの作業を行いました。

絵は、渋谷の街を散歩中に少女が愛犬を見失ってしまうものの、多くの人たちに助けられて
見つけ出すという物語で、LGBT=性的マイノリティーの人や障害のある人などさまざまな人が登場し、
多様性のある街を目指すというメッセージが込められています。

渋谷区では、建物の壁などにスプレーなどによる落書きが相次ぎ、社会問題となっていて、
今回のようにあらかじめ絵を描くことで落書きを未然に防ぐ効果が期待されています。

参加した大学生は
「渋谷の繁華街に絵を描くという貴重な体験ができた。自分の絵で地域貢献ができればうれしいです」
と話していました。

絵は、8日午後に完成する予定です。

04/08 11:58