東京タワー(東京都港区芝公園)で7日、高さ333メートルにちなんでこいのぼり333匹を正面玄関前に飾る恒例のイベントが始まった。

 この日は春風の中をこいのぼりが悠々と泳ぎ、多くの観光客らがその姿を見上げていた。

 イベントは都心で見かけることが減ったこいのぼりを通じて日本文化に親しんでもらおうと始まり、今年で10回目になる。こいのぼりは長さ約2メートル。オレンジや緑、青など色とりどりで、15本のワイヤに取り付けられている。

 東京タワーでは2009年9月から岩手県大船渡市の協力を受け、3333匹のサンマを振る舞う「さんままつり」を開催。その縁で、東日本大震災発生後の11年4月のイベントからは、長さ約6メートルの「さんまのぼり」と大漁旗をこいのぼりとともに飾り、被災した同市の復興を願っている。

 さいたま市中央区から家族で訪れていた男児(11)は「様々な色のこいのぼりがたくさん泳いでいて、すごくきれい」と話した。

 イベントは5月6日まで。午後5時〜同11時にはライトアップも行う。問い合わせは東京タワーへ。

2018年04月08日 13時51分
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