あるガソリンスタンドは、車がひっきりなしに入ってきます。
ですから、アルバイトの店員も忙しいですし、アルバイト一人当たりの売上も高いです。
つまり、労働生産性が高いのです。

ところが、もう一方のガソリンスタンドは、たまにしか車が入ってきません。
ですから、アルバイトの店員は暇ですし、アルバイト一人当たりの売上も低いです。
つまり、労働生産性は低いです。

両者の違いは、アルバイトが悪いのですか?
違いますよね。
労働生産性というのは、実は、需要に左右されるのです。

ですから、少子高齢化で需要が盛り上がらない日本では、労働生産性は低いのです。
労働生産性の問題を労働者の問題としている限り、いつまでも解決しないのです。