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4月10日 4時19分
9日未明に起きた島根県西部を震源とする地震では8人がけがをしました。震度5強を観測した大田市では建物への被害が200件以上確認されたほか、一部で断水も続くなど生活への影響が出ています。

島根県によりますと、大田市で震度5強を観測した9日の地震では、大田市、出雲市、奥出雲町で、大けがの2人を含め合わせて8人がけがをしました。

また断水は復旧作業で徐々に解消したものの、市内のおよそ360戸で続いているため、10日も市内9か所で給水を行うことにしています。

さらに大田市内では屋根瓦が壊れたり壁が崩れ落ちたりするなど、建物に関する被害もこれまでに224件確認されています。

市ではブルーシートを本庁舎と支所の合わせて3か所で配布するほか、今後、被災した建物が倒壊するおそれがないか「応急危険度判定士」による診断を実施する方針です。

また市では復旧作業を手伝う各地からのボランティアを受け入れる拠点の開設も検討しています。

気象庁はこの地域では過去に規模の大きな地震が起きたあとに同程度の規模の地震が起きたことがあることなどから、このあと1週間程度は震度5強程度の地震に十分注意するよう呼びかけています。