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4月11日 5時14分
製粉最大手の「日清製粉」は、輸入小麦の価格が引き上げられたことを受けて、ことし6月から業務用の小麦粉を値上げすることになりました。

日清製粉が値上げするのは、業務用の小麦粉で、パンなどに使われる強力粉、うどんや菓子などに使われる中力粉や薄力粉を、いずれもことし6月20日の出荷分から、25キログラム当たり65円値上げします。

また国産の小麦粉についても、輸入小麦を使った製品との価格差を調整するため、同じく65円値上げします。

今回の値上げは、主要な産地の北米で小麦の生育がよくなく、国際的な取引価格が上昇しているなどとして、政府が今月から製粉会社などに売り渡す輸入小麦の価格を3.5%引き上げたためです。

製粉大手では「日本製粉」や「昭和産業」も値上げを検討しています。

この春は、物流費や原材料価格の上昇などを背景に食品の値上げが相次いでいますが、業務用小麦粉の値上げで今後、パンやうどんなど幅広い食品の価格に影響する可能性もあります。