男は四つんばいで他人の靴のにおいを嗅いだ後、懐に入れてそそくさと立ち去った。

 北海道登別市の小学校。靴を盗まれることが相次いだことから利用者がカメラを設置したという。怪しげに身を隠す男。どういうわけか懐から取り出した靴を並べる。そして、別の靴を取り、においを嗅いだ。その後も靴を物色する男。最初に嗅いだ靴が気に入ったのか懐に入れた。下駄箱の向こうに人影。男はきょろきょろしながら出て行った。

 逮捕されたのは北海道苫小牧市の会社員・岡崎肇容疑者(41)。今年1月、小学校の体育館で女性の靴1足を盗んだ疑いが持たれている。岡崎容疑者は容疑を認めていて、犯行について「においそのものに興味がある。男女は関係がない」と供述しているという。

 容疑者の自宅からは他人のものとみられる靴約20足が押収され、なかには28センチの男性のものとみられる靴も含まれているという。警察は余罪もあるとみて調べている。

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