愛知県警東海署で13日、反射材付きの胸当てを着けた犬と散歩する「犬のお巡りさん」の委嘱式があった。県内の交通事故死者数は15年連続で全国ワースト。犬と飼い主17組に「脱却」が託された。

ブルドッグ2匹と昨年に続いて委嘱された同県大府市の無職、斉藤誠さん(67)は「胸当てが目立つのか、散歩中に声をかけられ知り合いが増えた」と地域に根付いた「パトロール」の効果を語る。

死亡事故はドライバーが歩行者に気付きにくい早朝と夕暮れに多く、飼い主は散歩で注意を呼びかける。同署は「戌(いぬ)年に『仲間』とともに一件でも事故を減らしたい」と意気込む。【井口慎太郎】

2018年4月13日 20時20分
毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20180414/k00/00m/040/106000c