嫁のきてがない農村と漁村は消滅の方向から免れない。
俺の田舎は、年寄りばかりだったが、その年寄りも死に絶えて、無人地帯になりつつある。
バスと電車で大阪駅まで2時間だから、それほど僻地でもない。
無縁墓地がいっぱい増えている。
子孫断絶した家がいっぱいある。
檀家が消えるから寺も消える。無縁墓地も管理する寺が無くなって消滅。
いまは本山のパソコンのなかに墓があるそうだ。
日本の農村は、ただただ消えて行くだけだろう。
熊がうろつくのも無理はない。人がいないのだから、熊だって、遠慮がなくなる。
いろいろ考えてみたが農業だけは、どうにも助からない。
その報いは、やがて日本国民全体に悲惨な形で降りかかってくるだろうが、それも仕方ないだろう。