https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180413/k10011402311000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_019

4月13日 20時20分
新潟県議会の議長が提出した平成28年度の政務活動費の収支報告書に、書き換えられた領収書が添付されていたことがNHKの取材でわかりました。議長は書き換えを認め、「問題のある支出はすべて返納し、なるべく早く修正報告したい」と話しています。

NHK新潟放送局は、新潟県議会の自民党に所属する金谷国彦議長が平成28年度までの5年間に提出した政務活動費の報告書などを情報公開制度を使って請求し、内容を調べました。

その結果、平成28年7月に調査研究の名目で支出された5000円の領収書で、「勉強会参加費代」と書かれたただし書きの部分に修正液のようなものを使って書き換えられた跡が見つかりました。

この領収書を発行した新潟県加茂市のNPO法人に取材したところ、保管されていた領収書の控えには「そうめん、そば代金」と書かれ、そうめんやそばを販売した際に発行した領収書と見られることがわかりました。

NPO法人の担当者は「私たちが『勉強会』というただし書きで領収書を切ることはない」と話しています。

これについて、金谷議長は「年度末にたまっていた領収書を処理する際にこちらで書き直してしまった。申請した5000円は返納し修正報告を急ぎたい。ミスのあった点は反省し、今後は政務活動費の支出の透明性を高めるため、議長として努力したい」と話しています。