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永久欠番になって闇に葬られた狂鬼人間

特撮番組『怪奇大作戦』において、ある意味一番有名なエピソード。
あまりに題材が危険すぎたため、封印作品となっており、DVDにも収録されていない。
作中では幾度となく「気○い」などの放送禁止用語が連発されるため、ビデオ(ベータマックス)やLDには収録されたが、1990年代中盤に全話収録予定だったLDボックスが発売当日に回収となって以降は欠番となり、
情報さえほとんど世に出ない状況にある。
内容は夫と子供を心神喪失者に殺された脳科学者の女性が、殺人を犯したい人達を「脳波変調機」により人為的に精神異常にしてから殺人を犯させる、という話。
当時、そして現在の刑法第39条第1項にある「心神喪失者ノ行為ハ之ヲ罰セス」(現在の刑法では「心神喪失者の行為は、罰しない」)という規定により、
彼らはみな不起訴処分に終わってしまう(不起訴処分ではまだ「無罪が確定」したわけではないため、後日逆転有罪になる可能性が高い)。
脳科学者は、この法の穴により心神喪失者を野放しにしている社会へ復讐しようと目論んだ。
最後は脳科学者自身が罪から逃れるために脳波変調機械を最大出力で使用し、本物の廃人になって終わる、死に逃げに近い終わり方になっている。


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