LGBTに理解深める 高松市、教職員向け作成 /香川
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「LGBT」など性的少数者への理解を広げようと、保育園や学校の教職員向けの啓発パンフレット「超入門 先生のためのLGBT」を、高松市が作成した。
LGBTの児童、生徒と接する際のポイントなどを紹介。市がLGBTについてのパンフレットを作成するのは初めてという。

 LGBTはレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーを表す。LGBT支援団体「あしたプロジェクト」(高松市)
に寄せられた児童や教員の相談などを基に作成した。
 パンフレットはA4判8ページ。計5000部以上を配布している。
LGBTという言葉の解説や、服装やトイレなど配慮が必要な事柄を紹介。「男らしさや女らしさを子どもに押し付けていない」
など7項目のチェックリストを設け、生徒からカミングアウトを受けた際の対応も記した。
 あしたプロジェクトが、県内の10〜70代約2300人を対象にした昨年までのアンケートで、LGBTという言葉を知っている人は33%にとどまった。谷昂頼(たかより)代表は
「LGBTへの理解が広がらないと差別やいじめにつながる。まず教員に理解してもらうことが大切で、当事者からの相談に役立ててもらいたい」と話す。
https://mainichi.jp/articles/20180403/ddl/k37/040/308000c