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これは英断。
女性のライフサイクルを真面目に考えれば、むしろこうした複数のルート設計がなかったこれまでの方が異常。
これとリカレント教育を本格的に導入すれば、男性にとっても住みよく、合理的な社会に近づく。
女性のライフサイクルを考えれば、「結婚・出産・育児」を10代後半20代前半で済ませてから、「就学・就労」というコースがある方がずっと合理的。
 第1に出産適齢期での出産・育児が可能になり、円滑な出産が期待できる。
これは逆を考えるとわかりやすい。高齢出産だと、高額な治療が必要になったり、生まれても発育に問題があり、その子が社会貢献できるようになるまでの費用が高額になる。
適齢期出産ならこうした余計なコストが不要。
 第2に産業への貢献。
言い方は悪いが、女の子が生まれてから次の子供を産むまでのサイクルが、30年に1回から16年に1回になると、育児関連業界は同じ30年間に2回儲けられる。
つまり経済活動のパイが大きくなり、巡り巡って日本人全体の所得を拡大する方向の要因になる。
 第3に、現状のいびつな育児休業制度が要らなくなる。
職場に来るのは、出産育児が片付いたおばさんの方が好都合。
中小企業だと育児休業さんとは「在籍しているが、職場にはいない。そのせいで人手が足りないが、育児休業さんは形式上在職していることになっているから、補充を雇えない。」という矛盾の元でしかない。正直邪魔。
穴埋めに派遣さんを雇うのが関の山だが、派遣さんが頑張って仕事も覚えて、社内の人脈もできたころに育児休業さん(=ド素人)が復職されて、派遣さんがクビ(頑張ってたのに...私らもいろいろ頼みやすくなってて良かったのに...)。
で、復職した育児休業さんが3ヶ月後に2nd育児休業突入! いいかげんにしろコラ! と言ったら怒られる矛盾、が解消される。
 第4に、氷河期の再来を防止できる。
日本の労働市場では「新卒」が最強の武器。しかし人生で1度しか使えないというクソ設定。
生まれた時代が悪ければ、使う機会すらないまま世の中から強制退場という理不尽!リアルクソゲー国家JAPANだ。
これを解決するには、リカレント。「就学」と「就労」の往復が当たり前の社会にする。そうすると、社会の変化・進化に応じて、企業も労働者も対応しやすくなる。
「これ覚えたら、今より稼げるようになるよ。」っていったら、ヤルでしょ。そうした熱い産業に資源を移していった方が、国としてもいいでしょ。
 という諸々を期待できるので、頭の固い老害からの圧力に屈せず、断固としてやり抜いてほしい。
文部科学省、グッジョブ! 応援する!